DANCE GALLERY 16
『Velvet Night』

2025.6.28
世界は早くて簡単という新たな軸を見つけて回り始めているような
気がします。 ゆっくりと時間をかけることを楽しむ人たちも、いつの
間にかその速度に慣らされてゆく・・・それはきっと人間という動物
の性なのかもしれません。 回転が気持ち良くて興奮する人もいれ
ば、 吹き飛ばされそうになっても必死に適応しながらしがみつく人、
あえてその回転から離れる人もいるでしょう。 どちらにせよ人は そ
の時代の回転速度を見極めながら、 居心地の良い場所を作らなけ
ればならないのだと思います。 その居心地の良いとは 「決まってい
る」 「みんながしている」 「常識でしょう」 「あの人が言っていた」 な
どではなく、 自分で考え続けて得るものではないでしょうか。 「決ま
っている」 いつ? どうして? 「みんながしている」 みんなって誰? っ
て考えるのです。 居心地の良い場所を見つけたからといって永久で
はありません。 欠けたり、 底が抜けたりするので、 いつもメンテナ
ンスが必要です。 そしてまた考えます。 先人達の創った基礎の上に
新しいものを創る私の仕事はこの <考える> ことの連続です。 そ
して大事なのは、 人はひとりでは生きていけないので人との関わり
の中でそれを考えなくてはならないと思うのです。 その環境を与え
てくださった方々に感謝しながら31年目を迎えられましたことを深
く感謝いたします。




























