Short Stories 5
2009.7.11
自分の「したいこと」と「しなければいけないこと」が一致すれば、何の苦悩もなく人は進める。「したいこと」のために「しなければならないこと」のほうが多く、結局何のために「しなければならないこと」をしているのかがわからなくなるときがある。必ず「したいこと」のために「しなければならないこと」が存在していると確認をしていなければ「しなければならないこと」の目的はすぐうやむやになってしまう。
それはただの強制に従っている束縛の状態で、かなり心は反抗しているはずだ。「しなければならないこと」は「したいこと」の礎であり、明るい未来に向かっている自分をイメージできる至福なのだということを知るべきだと思う。
生徒たちには「しなければならないこと」が目標にまっすぐ進んでいるしたいことの一直線上だと知って欲しい。
それが自分を見つめることであり、自信を感じることであり、そして進むことだということを。
指導していると、断定的に決定しなければならないことばかりで、一見「しなければならないこと」を連発しているように思っているかもしてないが、レッスンを通してしたいことを明確にするための手助けをしたいと思っている表れなのである。
公演にあたり様々な面で惜しみないご協力、ご尽力を賜りました皆様に深く感謝いたします。
photo:テス大阪